「やっぱ発泡酒より生だわ~」
「クラフトビール結構好きなんだよねぇ」
と、ビールにもいろいろなあるなと思うことありますよね。
さて、生ビールってそもそも何か、発泡酒との違いやクラフトビールって何なのか、説明できますでしょうか。
本記事ではこれらの違いについてご説明いたします。
結論
・ビールは規定に沿ったアルコール飲料
・発泡酒はビールと材料は同じで規定から外れたものでありビールではない
・ホッピーはビールテイストの清涼飲料水で、焼酎を入れて飲むもの
・クラフトビールは小規模なブルワリーで作られるビール
これだけ言われてもふーんだと思うので詳しく、、
ビール・発泡酒・第三のビールの定義
何がビールなのか、というのは実は法律で定められています(酒税法第3条第12号)
イ | 麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの |
ロ | 麦芽、ホップ、水及び麦その他の政令で定める物品を原料として発酵させたもの(その原料中麦芽の重量がホップ及び水以外の原料の重量の合計の百分の五十以上のものであり、かつ、その原料中政令で定める物品の重量の合計が麦芽の重量の百分の五を超えないものに限る。) |
ハ | イ又はロに掲げる酒類にホップ又は政令で定める物品を加えて発酵させたもの(その原料中麦芽の重量がホップ及び水以外の原料の重量の合計の百分の五十以上のものであり、かつ、その原料中政令で定める物品の重量の合計が麦芽の重量の百分の五を超えないものに限る。) |
( ^ω^)・・・
相変わらず法律の書き口はパッと分からないですが、つまり
「麦芽、ホップ、水を発酵させて作られ、麦芽の比率は50%以上、副原料は決められたものを規定量を下回る量としろよ」ということです。
発泡酒は「ビールと主要材料は同じに、麦芽比率が50%未満、副原料の種類が決められたもの以外または規定量を超えたもの」になります。
言ってしまえばビール≒発泡酒ということです。
これらから外れたもの、例えば原料が麦芽でないものやスピリッツを加えたものなどを第三のビールと呼びます。
コラム的に、そういえば生ってなんなの?というと、製造過程で熱処理をしていないものになります。
ビールの製造工程を大雑把にまとめると
①仕込み
②発酵
③熟成(第二発酵)
④ろ過・熱処理
となります。
このろ過・熱処理は酵母を消して発酵を止めるために行うのですが、この工程を行わないものを「生」といいます。
クラフトビールとは
クラフトビールとは、曖昧な定義ですが、小規模な醸造所(ブルワリー)で作られるビールのことを言います。
アサヒやキリンなどの日本を代表するような企業ではなく、小さなブルワリーがこういうビール作ってみたいなと作ったビールなんですね。
そのため個性的なものが多く存在します。
本当に星の数ほどあるので、ぜひ色々と試して、好きな品やブルワリーを見つけられると楽しいと思います!
ホッピーとは
そもそもホッピーとはお酒の種類ではなく商品名です。
ホッピービバレッジという会社の代表作、「ホッピー」なのです。
という豆知識は置いておき・・・
ホッピーとは、ビールと同じ製造工程で作られたアルコール度数0.8%のビールテイストの清涼飲料水であり、そのもの自体はアルコール飲料ではありません。
これに焼酎を入れて飲んでいるのです。
よくナカお願いします!と聞きますよね。このナカが焼酎です。ホッピーなどの割材をソトということもありますね。
なんとなく飲んでいる生ビールや発泡酒など、違いを意識して飲んでみると具体的な味の違いに気づけるかもしれませんね!
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